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定期借地権や土地活用に関する記事を掲載しています

コロナで住まい方が変わる?

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新型コロナウイルスの感染拡大によって、あの大企業の富士通がオフィススペースを現在の5割程度まで削減することが発表されました。富士通では工場に勤務する従業員を除く全ての従業員に在宅勤務を推奨していて、出社率は2割程度になっており、これによって過剰となったオフィススペースを削減するとのことです。

このように在宅勤務が広がり通勤が不要になってくれば、人々の住まいの選び方が今とは変わってくると思われます。

住まいを選ぶときの要素として、「通勤に便利」、「買物施設が近くにある」、「子育てに適している」、「実家に近い」等いろいろありますが、その中の「通勤に便利」という要素を考慮しなくてよくなるのです。

田舎暮らしがしたい人、趣味を思う存分楽しめる場所に住みたい人などにとって、より良いライフスタイルを叶えられるかも知れません。

そんな人たちにマッチした新しい住まい方もできてきたようです。

 

音楽や映画で普及してきたサブスクも、洋服や食事、車など多方面に広がってきています。

衣食住の「衣」「食」とくれば「住」のサブスクも目にするようになりました。

定額制で全国の契約施設にどこでも住み放題の多拠点コリビングサービスが出来たようです。

“「全国好きな場所を移動しながら仕事、生活したい」、そんなライフスタイルをかなえるサブスクリプションサービスが登場する。2019年4月に始まった「ADDress」は、地方の空き家や遊休別荘を募って改装した物件に月額4万円で住み放題になる。

サービスを利用したい会員希望者30人を募集したところ、既に1100人以上の応募があり、20~30代が70%超を占めたという。“(出典:日経クロストレンド)

 

「所有から利用へ」この流れが今回のコロナ禍によって一層進んでいくのではないでしょうか。

定期借地権を利用した住宅も改めて注目されていくかも知れませんね。